みなさんこんにちは。
編集長の水口です。

梅雨真っ只中ですが、時折晴れる日があると、夏がもうそこまで来ているのを感じますね。
京都もすでに30度を超えてきています(暑)

さて、今回は、以前COMINCA TIMESで驚異の閲覧数5,000を超えた香川・直島、魔法がかけられる古民家ステイの記事でご紹介させていただいた香川県の「島小屋」さんが、クラウドファンディングを始められる(https://readyfor.jp/projects/shimacoya)というのでその内容をご紹介したいと思います。
「島小屋」を始められた山岸さんご家族。

「島小屋」を始められた山岸さんご家族。



思えば、最初にお会いしたのが2014年の年末、あれからもう1年半も経つとは時の流れとは早いもの。笑


世界でここだけ!?古民家テントステイ


改めてのご紹介ということで、少しだけ「島小屋」のご紹介を。「島小屋」とは、香川県直島にある築120年を超える古民家の中で、テントを広げてその中に泊まるという、新しい滞在の形をされている場所です。部屋の区切りはなく、宿泊者を区切るのはそれぞれのテントだけ。個人的な感想ですが、おそらく、ゲストハウス、ともまた違う、滞在者同士の存在を身近に感じながらの不思議な滞在となりそうです。滞在者同士が仲良くならないはずはありませんね。

その"泊まり方"が示す通り、この「島小屋」は建物の壁も少なく、建物内外の仕切りが曖昧で、さらに敷地も中と外が緩やかにつながっています。「島小屋」は滞在者と島民も、自然とつながっていく、そんな場所です。イベントの時には、ご近所に住むおばあちゃんも参加されているらしく、ほっこりしますね。
これが、古民家のテントステイです。

これが、古民家のテントステイです。



オーナーの山岸さんは東京での不動産建築業界で経験を積んでおられ、お子さんができたタイミングで移住を考え、そしてこの直島、そしてこの古民家との運命的な出会いを経て、Iターン移住をされています。あとで「島小屋」として生まれ変わる物件を案内してもらった時、その古民家の持つ雰囲気に惚れて「この家を譲ってください」と、その場で山岸さんは申し出たそうです。


築100年の古民家を、次の100年のために改修する


そんな山岸さんが今回チャレンジされるのは、「島小屋」の古民家の屋根の補修です。そもそも、よく"築何百年の古民家"とか言われますが、なぜ築何百年と経ち続けられているかというと、古民家は少しずつ手入れをして都度都度補修を重ねているからなんですね。屋根、壁、柱、床、それぞれを都度のタイミングで少しずつ手入れをしているからそれだけ長く持たせられることができます。しかもそれぞれを自然の素材、近くで採れる土や木などの素材で補修ができるのが利点でした。

今回は、もともとある淡路瓦の下地補強をされるそうです。淡路瓦は、淡路の名の通り、淡路島近辺で発達した瓦の名称で、日本瓦特有の耐火力・防水力を持っています。(環境によりますが、屋根材では日本瓦が一番長持ちするといわれています。)瓦屋根の下には土が敷かれていますが、年月が経つとその土が痩せてくるのでどうしても隙間が空いてきて、雨漏りなどが発生するので、それをやり直すようです。その作業で300万円ほどかかるとのこと。
「島小屋」(向かって右)の淡路瓦。

「島小屋」(向かって右)の淡路瓦。




訪日外国人に、日本家屋の良さを伝える場所に。


直島は、世界的にも有名なアートの島。全世界からクリエイターや建築に興味の有る方が訪れます。「島小屋」にもその感度の高い方が集まるので、せっかくしっかり作られた日本家屋の良さも見てもらいたいと山岸さん。私の実家は茅葺屋根の古民家ですが、海外で建築を専攻する学生さんを招いた時には、その柱や梁の構造に感動していました。「島小屋」は、意図的に天井や壁などなどを露わにしていることもあって、特に建築専攻の方は日頃見られない日本家屋の内部構造も見れて面白いかもしれないですね。
「島小屋」と前の広場の様子。

「島小屋」と前の広場の様子。


島小屋内部にあるブックカフェ。

島小屋内部にあるブックカフェ。




クラウドファンディングは9月6日まで。


クラウドファンディングは9月6日まで。
https://readyfor.jp/projects/shimacoya
この「島小屋」を次の100年に繋ぐプロジェクト。目標金額は300万円で、募集は9月6日までです。瀬戸内芸術祭2016秋会期に間に合う「島小屋」らしいリターンも用意されているので、ぜひ、一度ご覧ください!

山岸さん、応援しています!!
Writer ライター

Takayuki Minakuchi

Takayuki Minakuchi

「COMINCA TIMES」編集部。京都の祖父母の家は築数百年の茅葺屋根。