みなさん、こんにちは。

今日はクリスマスイブですね☆一年も残すところあと1週間ほど。COMINCA TIMESをリリースしたのが10月中旬でしたので、あっという間に2ヶ月が経ってしまって驚いています。

そんな中今回ご紹介するのは、COMINCA TIMESで初の「職人さんのご紹介」です!クリスマスも良いですが、今回ご紹介する方々もとっても素敵なので是非ご一読くださいませ!ずっとお会いしたいと思ってところ、11月末にご挨拶する機会があり、記事を書かせていただくことになりました。

神戸を拠点に活動されている「淡河かやぶき屋根保存会 くさかんむり」さんです。この団体の代表である相良さんにお会いしてきました。
「くさかんむり」の皆様。

「くさかんむり」の皆様。




”かやぶき職人”という生き方。


「くさかんむり」を始めた相良さんは、もともと職人になりたかったわけではありません。一時期は都会に憧れてDJをやっていたこともあるそうです(笑)。ある時”自分の食べるものくらい自らの手で”と思い農業へ転向されたのですが、そこで現在の師匠となるかやぶき職人と出会われたそうです。
「くさかんむり」代表の相良さん。

「くさかんむり」代表の相良さん。




使われなくなったら全て土に戻る、かやぶき屋根の家。


相良さんが職人になった理由は、自然と共生するように佇むかやぶき屋根の一生が、自らが目指していた生き方と重なったことでした。かやぶき屋根の家は、家主がいなくなると少しずつ朽ちていき小動物などの住処となり、そのまま少しずつその容積を減らして最終的には土に返ります。家として出来上がってから、土地の四季や天気に合わせて強度を高め、住まう人を守り、役目を終えたら静かに土に戻っていく。その一連のサイクルが、相楽さんが求めていた生き方と重なりました。
自然に還るかやぶき屋根。

自然に還るかやぶき屋根。




職人自ら”かやぶき”技術の発信に力を入れる。


相良さんは「今の職人は、かやぶき屋根の魅力のPRも自らしていかなければいけない」とおっしゃっています。日本では、建築基準法の観点から、新しいかやぶき屋根の家は建てることが難しい。活動されている神戸市北区周辺には今でも750軒近くのかやぶき屋根の家がありますが、その数を”増やす”ということはもうできないのです。そのため、現状のかやぶき屋根の家を未来へと繋いでいくために、様々な方法でPRをされています。
イベントでの展示のための、ユニークな形のかやぶき屋根モニュメント。

イベントでの展示のための、ユニークな形のかやぶき屋根モニュメント。


イベントでの展示のための、ユニークな形のかやぶき屋根モニュメント2。

イベントでの展示のための、ユニークな形のかやぶき屋根モニュメント2。




海外との技術交流も。


かやぶき屋根の建築技術は日本だけのものではく、ヨーロッパでも伝統的に活用されていました。新築での”かや”の使用が難しかったオランダでは約20年前に法改正により新たに使用できるようになり、日本とはまた一味も二味も違うかやぶき屋根の形を楽しむことができます。相良さんそんなかやぶき先進国オランダの現地の職人さんとも技術交流をされたりもしています。
オランダ職人との共同作業。

オランダ職人との共同作業。


オランダの職人と2。

オランダの職人と2。


オランダのかやぶき屋根の家。

オランダのかやぶき屋根の家。


なんとこの屋根もかやぶき(驚)

なんとこの屋根もかやぶき(驚)



一つ一つ、目の前のかやぶき屋根を修繕していく。


多くの工程を手作業で行うかやぶき屋根の修繕。1軒1軒丁寧に作業することで、少しずつですが、確実に数十年先までかやぶき屋根の家を保存されています。
かやぶき屋根の骨組み。

かやぶき屋根の骨組み。


作業風景。

作業風景。


一つ一つ手作業で。

一つ一つ手作業で。


夕日の中の作業。

夕日の中の作業。




日本全国にまだまだ残るかやぶき屋根の家。その保存活動の要となる相良さんと「くさかんむり」さんから目が離せませんね。実家のかやぶき屋根を修繕する時、お願いしたいなと思いました。

しかし、最後の写真の背中、格好良すぎますね。。

■淡河かやぶき保存会「くさかんむり」
http://www.kusa-kanmuri.jp/
Writer ライター

Takayuki Minakuchi

Takayuki Minakuchi

「COMINCA TIMES」編集部。京都の祖父母の家は築数百年の茅葺屋根。