みなさんこんにちは。

今回ご紹介するのは、COMINCA TIMESで2軒目となる鎌倉エリアの古民家です。

明治時代以降、保養地として著名人や外国駐在の方が多く居を構え、多くの木造建築の古民家が残っているので個人的にもとても大好きな街です。江ノ島電鉄由比ヶ浜駅徒歩2分のところにある、築70年の平屋に、藤沢の築150年の古民家の古材を組み合わせてリノベーションして出来上がった「蕾の家」さんをご紹介いたします。
「蕾の家」のウッドデッキにて。

「蕾の家」のウッドデッキにて。




"現地ならではの体験"をしたスペインでの滞在。


「蕾の家」を始めたのは池田めぐみさんと池田さゆりさんという女性の双子姉妹とそのお友達の奥谷舞子さん。この3名で大学生の時に訪れたスペイン旅行では現地のお宅の家に泊まったそうですが、結果的にその旅が「蕾の家」スタートのきっかけになりました。
池田めぐみさん(左)さゆりさん(右)姉妹と奥谷さん(中央)。

池田めぐみさん(左)さゆりさん(右)姉妹と奥谷さん(中央)。




スペインでは、観光地だけを巡るのではなく、ホストと一緒に”現地では普通とされている生活スタイル”を体験。近所の畑でオレンジを摘んでジュースを作る、地元のおじいちゃんにパエリアを作ってもらう、現地の若者たちとクラブハウスで踊る、など、現地に住んでいる人と同じ暮らし方をしたそうです。”まさに、数日の間、スペイン人になったかのような体験。
”という表現をされているのがとてもわかりやすく、また印象的です。
スペインでの現地体験。

スペインでの現地体験。



帰国後、外国から日本に来た方に対して、同じような”現地ならではの体験”を提供したいという想いが活動に繋がりました。

古材を活かしたリノベーション。


築70年の平屋に、解体予定だった築100年の藤沢の家の古材を使ってリノベーションして生まれた「蕾の家」。元々マンションで生まれ育った池田さん姉妹ですが、活動拠点には古民家を選びました。日本・鎌倉ならではの生活を体験してもらう”歴史が感じ取れる場所”として、そして、現地ならではの体験を提供するために必要な「文化・伝統継承」の”表現の場所”として、古民家が最適だと考えたからでした。
珪藻土を塗るリノベーション作業。

珪藻土を塗るリノベーション作業。


こだわって作った床。

こだわって作った床。




”現地ならではの体験”を提供する場、そして人が集うコミュニティスペースに。


現在「蕾の家」には、国内外から多くの方が集まるようになりました。海外からのお客様に対しては、池田さん姉妹がスペインでしてもらったように、終日行動を共にし日本文化や鎌倉の魅力を伝えています。
「蕾の家」を訪れた「ヴィネツィア室内合奏団」の方々と。

「蕾の家」を訪れた「ヴィネツィア室内合奏団」の方々と。


鎌倉を一緒に案内。

鎌倉を一緒に案内。



また、「蕾の家」のホームページを見てとてもビックリするのが、開催されるイベントの数の多さです!ほぼ毎日、多い日には1日に3つのイベントが開催されており、鎌倉・地域の中で”人が集う場所”として欠かせない役割を果たしているのがわかります。これは”古民家を遺すだけではなく、日本の古き良きものを活用して、現地ならではの生活体験、心温まる出会いができる、「楽しい」場所を目指します。”というコンセプトに基づく活動。私も全くの同感で、ただ建物だけが残っても意味がなく、古民家をどう活用するか、という視点を持たれているのでとても共感を覚えました。
「蕾の家」の庭を使ったイベント。

「蕾の家」の庭を使ったイベント。


「蕾の家」でのイベントの様子。

「蕾の家」でのイベントの様子。


「蕾の家」でのイベントの様子2。

「蕾の家」でのイベントの様子2。




学生時代のスペインでの経験が発端となって誕生した「蕾の家」。
”日本ならでは””鎌倉ならでは”を伝える発信点として、これからも多くの方に訪れて欲しいと思います。

■「蕾の家」
神奈川県鎌倉市長谷2-4-2
http://www.viajes-jp.com/index.html
Writer ライター

Takayuki Minakuchi

Takayuki Minakuchi

「COMINCA TIMES」編集部。京都の祖父母の家は築数百年の茅葺屋根。