みなさんこんにちは。
COMINCA TIMES編集長の水口です。

昨年12月18日(木)に、東京田原町で実施した『COMINCAナイト@iriya plus cafe カスタム倉庫』。古民家が好きな50余名の方に来場いただき、当日はとても盛り上がりました。

そこでの出会いが縁となり、早くも1月24日(土)に『COMINCAナイト第二弾@倉敷』を開催することができました。関東以外での開催もしたかったので、とても有難いお誘いでした。今回はその模様をお伝えします。

中国地方の古民家ゲストハウスの2トップをゲストに迎えて。


今回、パネリストとして参加いただいたのは、3年半前に倉敷にオープンした「有鄰庵」の中村功芳さんと、昨年6月に広島にオープンした「広島ゲストハウス 碌」の小林真子(愛称:Makoちゃん)さんです。
COMINCAナイト@倉敷 パネリストの皆様。

COMINCAナイト@倉敷 パネリストの皆様。



「倉敷まちなか居住 有鄰庵」は、美観地区の江戸時代後期の街並みにあります。稼働率99%、年間52ヶ国40,000人以上が訪れ、世界最大級の旅行サイト「トリップアドバイザー」にて「2014年 Certificate of Excellenceエクセレンス認証」を受賞するほどの人気です。
「有鄰庵」の中村さん。(写真中央)

「有鄰庵」の中村さん。(写真中央)


「有鄰庵」外観。

「有鄰庵」外観。



「広島ゲストハウス 碌」は、広島県白島エリアに、“世界の旅人・仕事人・学生・夢追い人などが集まれる少人数制のお家のような宿”をテーマに、一軒家を改装してオープン。オープン当初から多くの方が訪れ、最近では過半のお客様が海外から訪れています。
「広島ゲストハウス 碌」のMakoちゃん。

「広島ゲストハウス 碌」のMakoちゃん。


「広島ゲストハウス 碌」の入口。

「広島ゲストハウス 碌」の入口。




ゲストハウス開業合宿の夜に開催。


今回は、「有鄰庵」の中村さんが主催される『地域に必要とされるゲストハウス 開業合宿』という、3日間のプログラムの夜の時間をお借りしてイベントを開催させていただきました。全国から集まった"将来ゲストハウスを開業したい本気の方々"に向けてのトークセッション。イベントで聞けるたくさんの生の情報を聞き漏らさないようにと、会場は異様な熱気に包まれました(笑)


自己紹介&古民家ゲストハウスを始められたきっかけ


イベントはパネリストのお二人と、わたくし編集長より「COMINCA TIMES」の紹介をきっかけに始まりました。

「有鄰庵」の中村さんは、かつてはバリバリの営業マン。社名を聞けば誰もが知っている、強力な営業力がウリの会社ですが、そこで岡山エリアの統括を任されていました。自分の営業努力によって業績が決まり、給料や待遇に反映されるのはシンプルで面白かったと中村さんは振り返りますが、ITバブルやリーマンショックなど乱高下が激しい業界にいる中で、ある時”普遍的なモノの価値”に惹かれるようになっていったといいます。

そんな折、街の活性化を手伝って欲しいと倉敷美観地区の中にある古民家の活用法の提案を求められます。多くの方がお金を出してでも古民家を買いたいと手を挙げた中、中村さんは今ほど概念が浸透していない"ゲストハウス"という活用方法をオーナーに提案。後に「有鄰庵」となる古民家の運営を任されることになりました。
「有鄰庵」へと生まれ変わる前の建物。

「有鄰庵」へと生まれ変わる前の建物。



「広島ゲストハウス 碌」のMakoちゃんは、広島に生まれ中学校まで地元で過ごし、高校から大学卒業までをニュージーランドで過ごしました。最初は大学だと思って応募したはずが、なんと高校のものだったらしく、それで高校から海外で過ごすことになったそう(笑)。(間違えるのも驚きですが、そのまま取りやめずに行ってしまうあたりが、Makoちゃんの性格を表していますねw)

高校・大学を海外で過ごし、卒業後に地元広島に戻ってきて"世界と広島をつなげる場所を"とゲストハウスの開業を決意します。当サイトでも紹介させていただいた東京上野にある「「toco.(記事リンク)」」で修行をした後、開業されたとのこと。


それぞれの苦労話も披露されました(笑)


現状は多くの方が訪れるようになった2つのゲストハウス。苦労話をお伺いすると、お二方とも色々な話をしていただけました。

「有鄰庵」の中村さんが開業された頃、倉敷だけでなく岡山全体でもゲストハウスという概念が定着しておらず、受け入れる町の方も、また、訪れるゲストの方も、"ゲストハウスに泊まること"がどういうものなのか肌でわかっていなかったそうです。ホテルのように整った施設があると思って訪れるゲストの方もいて、最初はそういった"認識のズレ"を極力失くすように、一人一人に電話して、「有鄰庵」に泊まることの内容を伝えていました。また、継続するために必要な収益を作り出すためにも、日中、身を粉にしてラムネを売った時期もあったそう。


「広島ゲストハウス 碌」のMakoちゃんからは、物件探しの経験談。開業したいエリアを歩き回り、気に入った物件をリストアップ、さらに、朝・昼・晩と物件に通って空き家かどうかを確かめる日々。空いていることがわかると、謄本をでお名前をメモ、後は電話帳で一人一人に直接電話をかけてオーナーさんを探しました。また、スタッフが充実し運営に慣れるまでは、夜ゲストが寝静まった後に予約管理・残務をこなし、朝は早朝から朝食の準備をする日を続けたそう。
「碌」へと生まれ変わる前の古民家。

「碌」へと生まれ変わる前の古民家。




現地と世界をつなぐ拠点に。


軌道にのるまでの大変な努力を重ね、2拠点とも、今では現地と世界をつなぐ拠点になっています。あまり語られないチャレンジと努力の末に、自らが作りたかった"場"を生み出したお二人。驚くことに、次なるチャレンジも準備中とのことで留まることを知りません(驚)
今では倉敷と世界をつなぐ拠点「有鄰庵」に。

今では倉敷と世界をつなぐ拠点「有鄰庵」に。


「碌」での交流会の様子。

「碌」での交流会の様子。




COMINCAナイト第一弾にいらした西村さんの進捗報告も!


今回「有鄰庵」を紹介いただいた西村さん。昨年のイベントにも来てくださったのですが、今回も東京から駆けつけてくれました。佐島にある祖父の古民家の活用を本格的に始めるとのことで、現地の学生から活用方法のプレゼンを受けていたのだそう。その進捗報告もしていただきました。
西村さんの報告。

西村さんの報告。



最後は、参加者のみなさんと一緒に記念撮影。いつしか決めた"COMINCAポーズ"で!
参加者のみなさんと!

参加者のみなさんと!


いぐさゲストハウスの女将も交えて4人で!

いぐさゲストハウスの女将も交えて4人で!




また今回のイベントが縁となり、さらに古民家活用の輪を広げていきたいと思います。
次回はどこで開催しましょうかね♪
Writer ライター

Takayuki Minakuchi

Takayuki Minakuchi

「COMINCA TIMES」編集部。京都の祖父母の家は築数百年の茅葺屋根。