みなさんこんにちは。
編集長の水口です。

先日こちらの記事でも紹介させていただいた鎌倉の古民家「蕾の家」にて、あの脳科学者の茂木健一郎さんを囲むイベントが開催されました。当日は取材班として参加させていただいたので、そのイベントレポートをお送りいたします。

きっかけとなったのは、カマコンバレー。


今回のイベントは、IT企業を中心に鎌倉エリアを盛り上げるために集まったグループ「カマコンバレー」のメンバーで、面白法人カヤックの柳澤社長が茂木さんと知り合いだったことがきっかけです。この街を、愛する人を、ITで全力支援するという想いを軸に、ゆくゆくは鎌倉だけでなく、日本中で、その地域を盛り上げるチームが結成されるようになればと活動しています。「蕾の家」を運営する双子の池田姉妹もこのグループのメンバーです。
「カマコンバレー」の双子のアイドル、池田姉妹。

「カマコンバレー」の双子のアイドル、池田姉妹。




鎌倉駅で集合。散策しながら「蕾の家」へ。


それではイベントの模様をお伝えしましょう。
今回参加したのは20名ほど、まずは10時半に鎌倉駅で待ち合わせ。なんと茂木さんもフラッと電車でナチュラルに合流(驚)。全員揃ったところで、今回の最初のスポット「鎌倉市農協連即売所」へ。道すがらも参加者と会話を楽しむ茂木さんが印象的でした。すごいフランクな方でした。
移動中、参加者と談笑する茂木さん。

移動中、参加者と談笑する茂木さん。


「鎌倉市農協連即売所」での一コマ。

「鎌倉市農協連即売所」での一コマ。


鎌倉のおすすめスポットを巡りながら「蕾の家」に向かう一行。

鎌倉のおすすめスポットを巡りながら「蕾の家」に向かう一行。



「蕾の家」到着。輪になって茂木さんと話す。


しばらく鎌倉の街を散策すると「蕾の家」に到着。早速、輪になり、茂木さんの話に耳を傾けることとなりました。まずは、文化の発信地としての鎌倉について。今は都心へのアクセスも優れ、観光地としてだけでなく住む街としても大人気の鎌倉ですが、戦後しばらくは街としての力が弱まっていました。その後、ポツリポツリと都心に住む方の別荘地が立ち始めたところに、鉄道が通り、一気に人気のエリアになりました。

別荘地として鎌倉に拠点を置く作家やアーティストが多かったため、文化の発信拠点としての鎌倉というイメージにもつながっていったのだそうです。
茂木さんの話に耳を傾ける参加者の方々。

茂木さんの話に耳を傾ける参加者の方々。




話はどんどんディープな内容へ(汗)


鎌倉の歴史を教えていただいた後は、いよいよ茂木さんご自身が調べられている"脳科学"について。初めて聞く単語や考え方について議論され、間違った伝え方になってしまっては申し訳ないので、私が受け取ったメッセージとして以下の2つを(簡単にまとめすぎて怒られそうですが)お伝えします。

①「やってみないと、誰も何もわからない。やった人にだけわかる世界がある。」
②「"脳"は後で、正当化するようにできている。」

①は"蕾の家"のリノベーションの一節から出た話。"蕾の家"は写真にあるように、庭に向かって大きな窓があります。その窓枠の色を決める際、池田さん姉妹は「アルミサッシだとせっかくの景色が台無しだと思って〜」、黒に塗ることにしたそうです。茂木さんは、その行為を例に挙げて、「黒にした方がいいと思って、実際に黒にしてみて、感じた印象」は"やってみた人しか蓄積されない"と言います。別の機会に、別の場所で同じようなシチュエーションになっても、一度実行した人にしか過去事例は参照できないのだそうです。つまり、たとえ黒に塗る前と後を見た人でも"経験"としては残っておらず、経験した人とは雲泥の差があるということでした。

②も読んで字のごとくなのですが、人間は実は0.5秒ほどでほとんどの意思決定をしているそうです。つまり、やるかどうかの意思決定はそんなに瞬間的に思っているのに、後でやって良かったと思うことが多いのは、脳科学的な見地から見るとそういうことなのだそう。だからといって、考えなしにやっても良い、ということではないですが、チャレンジする時に後押しになる言葉かもしれません。
茂木さんと耳を傾ける参加者のみなさん。

茂木さんと耳を傾ける参加者のみなさん。




参加した方からも次々に質問が。


最後は、参加者からの質問タイムでした。たくさんの質問がされてその一つ一つに茂木さんが答えられ、終始和やかな雰囲気で会は終了しました。
真面目な話もお伺いしつつ、終始和やかな雰囲気でした。

真面目な話もお伺いしつつ、終始和やかな雰囲気でした。


気軽に記念撮影にも応えていただきました。

気軽に記念撮影にも応えていただきました。




座談会の後は、鎌倉地産食材を調理するイタリアンで懇親会。


座談会が終了した後は、参加したみなさんで、すぐ近くにあるイタリアンのお店MANNAでランチをいただきました。今や予約が取れないほどの人気店でオーナーの原さんがこだわりにこだわりを重ねてオープンされたお店です。地元の食材をふんだんに使った料理が本当に美味しそうでした。※取材のため、食べられず(泣)(他サイトに、原さんのインタビュー記事があったので、貼り付けておきます。http://brisa.jp/lifestyle/p725.html)
オーナーの原シェフ。

オーナーの原シェフ。




私の取材はここまででしたが、みなさんはこの後ゆっくりとランチを楽しまれました。たっぷりと茂木さんとも会話を楽しめる贅沢な1日になったことでしょう。古民家で座談会をして、現地の食材を使ったイタリアンを堪能する。是非第二回が開かれることを心待ちにしています。


▼「蕾の家」
神奈川県鎌倉市長谷2-4-2
http://www.viajes-jp.com/index.html
Writer ライター

Takayuki Minakuchi

Takayuki Minakuchi

「COMINCA TIMES」編集部。京都の祖父母の家は築数百年の茅葺屋根。